2010年08月24日

義がどこにあるか?!

大河ドラマに限らず、物語においてそれを視聴者が見て共感を得るようにするためには「義」というものが必要です。
水戸黄門のように完全に正邪がはっきり分かられているドラマは分かりやすいです。

ところが、世に言う歴史物を扱う場合、視聴者が主人公にどう共感するかはその物語の主人公の「義」を、どう表現できるかが重要です。

小生はこれまでのNHK大河ドラマの題材を見てみたところ、戦国時代と明治維新後とでは大きく異なります。
これを記述するのは少し長くなりますので、後編を次のブログに書きますが、簡単に言えば、明治以降は『政策論争的な義である…』ということです。

日本人が好きな戦国時代の話ですが、豊臣秀吉と徳川家康。秀吉亡き後に石田三成と家康とが「関が原の合戦」をします。
この時の「義」ですが、現代の日本人にとっては、果たして光成が勝ったほうがいいのか、家康が勝ったほうがいいのかは分かりません。

ただ単に、何となく歴史小説などを読んで、豊臣ひいきになったので心情的に三成を応援したとか。
江戸幕府を開いて天下統一をした家康を評価しているので、家康を支持するとか…。

それとも、自分の住んでいる所が、どちらに近いかとか。観光地で訪れたことがあるとか…。
恐らく、その程度の“義”かと思います。


ただ単に、何となく歴史小説などを読んで、豊臣ひいきになったので心情的に光成を応援したとか。
江戸幕府を開いて天下統一をした家康を評価しているので、家康を支持するとか…。

それとも、自分の住んでいる所が、どちらに近いかとか。観光地で訪れたことがあるとか…。
恐らく、その程度の“義”かと思います。



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Posted by タピタピ  at 21:39 │Comments(0)歴史観

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