2010年09月15日
経営者が好きな歴史モノ
経営者の方たちの中には「歴史もの」が好きな方が多いですね。小生も仕事柄多くの経営者とお会いしますが、歴史好きの方が確かに多いです。
リーダーシップ論ということで言えば、戦国武将などはよくビジネスの題材などにも上がりますが、小生は少し違う見方をしています。
戦国時代の武将たちの“リーダーシップ”というのは基本的に、現代の社会の構造とは大きく異なる時代のものです。
社会制度そのものが違いますし、現代のビジネスは「労働の自由」に基づいた契約による雇用関係があります。
「人を動かす力」ですが、戦国時代と現代とでは、その基盤となる人間の価値観も異なり、果たして戦国時代のやり方が現代に通用するか…という点もやや疑問があります。
とはいうものの、戦国時代と現代とを結ぶ“インタープリター”(通訳)がおり、戦国時代のモノの考え方を現代風に“訳して”今の時代に置き換えるという作業をすれば、多くの人にも理解できるということになるのかもしれません。
以前のブログにも書きましたが、小生は戦国時代よりも幕末や明治維新の方が断然好きです。それは、「政策や施策、あるいは国策や戦略…」というのがより具体的で現代の社会に近い点が挙げられます。
明治6年の政変での政策論であった『征韓論』にしても、大久保VS西郷という図式がありましたが、これらをめぐる人間関係や価値観、状況分析の違いに加えて、そこには『国の形をどうすべきか…』の論点があり、そのことが戦国時代の闘いにはあまりなかった点だと思っています。
そうした意味で、小生が好きな歴史モノは、幕末から明治維新ですねぇ…。
リーダーシップ論ということで言えば、戦国武将などはよくビジネスの題材などにも上がりますが、小生は少し違う見方をしています。
戦国時代の武将たちの“リーダーシップ”というのは基本的に、現代の社会の構造とは大きく異なる時代のものです。
社会制度そのものが違いますし、現代のビジネスは「労働の自由」に基づいた契約による雇用関係があります。
「人を動かす力」ですが、戦国時代と現代とでは、その基盤となる人間の価値観も異なり、果たして戦国時代のやり方が現代に通用するか…という点もやや疑問があります。
とはいうものの、戦国時代と現代とを結ぶ“インタープリター”(通訳)がおり、戦国時代のモノの考え方を現代風に“訳して”今の時代に置き換えるという作業をすれば、多くの人にも理解できるということになるのかもしれません。
以前のブログにも書きましたが、小生は戦国時代よりも幕末や明治維新の方が断然好きです。それは、「政策や施策、あるいは国策や戦略…」というのがより具体的で現代の社会に近い点が挙げられます。
明治6年の政変での政策論であった『征韓論』にしても、大久保VS西郷という図式がありましたが、これらをめぐる人間関係や価値観、状況分析の違いに加えて、そこには『国の形をどうすべきか…』の論点があり、そのことが戦国時代の闘いにはあまりなかった点だと思っています。
そうした意味で、小生が好きな歴史モノは、幕末から明治維新ですねぇ…。